この記事は、〖ダンス(振り付け)の作り方を7ステップを現役保育士が解説-前編〗の続きです。
※前編では、一通りダンスができるSTEP1~STEP4までを解説しました。
- 幼児の創作ダンス(振り付け)の作り方
[後編]
- 作ったダンスの質を高めていく方法
- 友達関係を深め、子供の心を成長させる方法

【この記事の筆者】
- 10年以上、幼児の保育を経験する現役保育士
- 娘と息子を持つ2児の父親
実際に保育をする中で効果のあった方法を発信します。
ダンス(振り付け)の作り方
- 踊る曲を決めよう
- 曲を聴きながら、自由に体を動かそう
- 振り付けを作ってみよう
- 友達と一緒に行うものも取り入れよう
- いっぱい踊って遊ぼう
- ダンスを見合いっこしよう
- みんなに披露しよう(完成)
STEP5.踊り込もう
先生は、子供たちと一緒に並んで踊ったり、前で様子を見たりしながらたくさん踊っていきましょう!
始めからやってみたり「次は、友達と一緒にする所からやってみよう!」とパートごとに分けてやってみたりすると、飽きずに活動ができます。

特に、友達と一緒にする所は練習が必要ね!
「ウエーブをキレイにするにはどうしたらいいかな?並ぶ順番は、決まっているの?」
「みんなが見えるように顔を出すにはどうやってすればいいかな?」
と投げ掛け、子供たちが相談して、自分たちで上手くできる方法を見つけ出せるようにします。

保育士が踊る様子を見ながら、動きを整理していくと良くなるでしょう♪
STEP6.ダンスを見合いっこしよう
踊りをマスターしてきたら、数名ずつ前からダンスを見られるようにしたり、クラスを半分に分けて交代で行ったりします。
見た後には、「見てどうだった?」と感想を伝え合うようにしましょう。
活動のメリットは2点
- 友達の頑張っている姿や良い所に気付ける
- 子供なりに考えたダンスのアイデアが出る
子供たちの仲が深まり、ダンスも良くなるので、とても貴重な機会です。

認め合うって大事よね!

私は、改善点の他に普段あまり、目立たない子供の頑張る姿をみんなに知ってもらえるようしていました。
STEP7.みんなに披露しよう(完成!!)
最後は、細かな構成の調整を行いつつ、友達や先生などいろいろな人から褒めてもらえる機会をつくりましょう!
子供たちに自信がつくと、さらに堂々と踊れるようになります。

「友達と力を合わせると、こんなすごいことができるんだね」と達成感をみんなで共有できる言葉をかけると、仲も深まるでしょう!

他の先生に見てもらうのは緊張するけど、ありがたいアドバイスをいただけることもあります。特に管理職の先生には、お早めに。
まとめ
いかがでしたか?
創作ダンス(振り付け)を子供たちと作る7ステップを紹介しました。
- 踊る曲を決めよう
- 曲を聴きながら、自由に体を動かそう
- 振り付けを作ってみよう
- 友達と一緒に行うものも取り入れよう
- いっぱい踊って遊ぼう
- ダンスを見合いっこしよう
- みんなに披露しよう(完成)
※特に、6.見合いっこは大切です。
はじめは、ダンスを見た感想も「○○ちゃんが上手」「ふざけて踊ってかっこ悪い」といった声が上がるでしょうが、出た意見を、みんなで改善する方法を考えて取り組んでいきます。
回を重ねると、「○○ちゃんが、手が伸びていてきれいだった。」「□□がそろっていてきれいだった」と周りの反応も変わってきます。
褒められた子は自信をつけるでしょう。
子供同士で認め合う機会は大切にしていきたいですね。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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