「子供たちとダンスの振り付けを考えることになり、どうすればいいか分からない。」
「楽しいダンスが作りたい。」
そんなことを考えたことはありませんか?

子供とダンスを作るって難しそう💦

私は、ダンスを作る時、子供たちと曲を一緒に聴きながら、振り付けを考えていきます。

詳しく教えて!!
※前編では、一通りダンスができるSTEP1~STEP4まで解説します
- 幼児の創作ダンスの作り方
おおよそ1ヵ月程の活動期間(2週間程で作って、2週間ほどで踊り込んで完成)を目安に、保育の進め方の1つの例として、ダンスの作り方を7ステップで紹介します。

【この記事の筆者】
- 10年以上、幼児の保育を経験する現役保育士
- 娘と息子を持つ2児の父親
実際に保育をする中で効果のあった方法を発信します。
STEP1.踊る曲を決めよう
最初は、ダンスの曲を決めです。
子供たちから案を募ってみたり、保育士がいくつか候補を出した中から選んでもらったりするといいでしょう。
部屋で実際に聴いてみると、曲のリズムに合わせて体を揺らしたり、歌詞を聴きとったりする姿があって面白いです。
「この曲でしたい」といった曲がある場合は、子供たちがその曲で踊ってみたいと思えるように「この歌、良いよね!」など呟くと効果的です。子供たちも自然とその気になってきます。
STEP2.曲を聴いて自由に体を動かしてみよう
1、2回聴いた後は、体を実際に動かしていきます。
「じゃあ、歌を流してみるから、自由に踊ってみよう!」と声を掛け、ミュージックON!!

おもしろい動きをして踊ったり、リズムをとってポーズをとったりしそうね!

保育士は笑顔で見守りつつも、そんな様子(踊り)をチェックしておきます。
STEP3.振り付けを作ってみよう
ここから、振り付け作りを始めていきます。
子供たちに「どんな振り付けにしようか?」「やってみたいポーズや動きはある?」と声を掛け、案を募っていきます。
アイデアは、大きな紙に字や絵で書き出し、みんなが分かるようにしましょう。
STEP2でおもしろい動きやリズムに合わせて踊っていた子供の姿もここで紹介し、子供たちから出た振り付けとして、加えていきます

子供から、アイデアが出なかった場合は?

曲の歌詞を伝えて、振り付けを考えてみましょう!
勇気100%の歌でダンスを考える場合だと、「♪胸を叩いて冒険しようって所はどんな気持ちだろう?やる気満々ってどんなポーズ??」と尋ねてみる
次に、子供たちから出たアイデア(振り付け)は、その場で整理して子供と踊ってみたり、一度持ち帰ってから出たアイデアを曲に当てはめていき、次の日に紹介すると良いでしょう。

動きの中で、体を大きく動かす表現と小さく動かすものがバランスよく入ると、メリハリがついて良いね。
STEP4.友達と一緒に行うものを取り入れよう
※すでに、子供たちから友達と協力して行う表現が入っていたら今のままでOK!
入っていない場合は、「友達と一緒にする踊りないかな?」「みんなで力を合わせて踊る所があると、すごくかっこいいよ!」と伝え、子供たちと一緒に考えていきましょう!
- ウエーブ
- 円を作り、みんなで手を繋いで回る
- 円を作り、片手を中心に出して回る
- 数名ずつ出てきてハイタッチする
- 縦一列に集まってみんなが顔を一斉に出す
- 横一列になり順番にポーズをとる
- 横一列になり、互い違いに立つとしゃがむをする
- 後ろで横一列になり、一斉に前に進むなど
子供たちが話す様子や意見を聞きながら、「じゃあウエーブとかはどう??」と提案したり、おもしろいアイデアが出ていたらやってみたりしながら、振り付けを決めていきましょう。

動きが決まるとみんなでチャレンジ!!
楽しかったり、そろえようとすると難しいことにと気付いたりするでしょうが、それでOK!
「協力することが大事だね!」と励まして、次に繋げていきましょう。
ここまでの振り返り
ここまでで、「個人でする踊り」、「友達とする踊り」が決まりました。
曲の中でどう動くか当てはめて、さらに子供たちみんなが目立てるように「隊形移動」を加えると、ダンスの完成です。

一通りできたわ!!
「隊形移動」は、1番と2番の間で行ったり最後のサビの前の間奏で行ったりすると演技がきれいにまとまるので、参考にしてみてください。
ポンポンを作ろう!!
手に持って戻るものがあれば、子供は演技に集中できますし、見え方も華やかになります。
スズランテープなどで、ポンポンを作るのがおすすめです。
子供が自分で好きな色を選んで作ることで、ダンスにも意欲が持てるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
創作ダンスを子供たちと作る7ステップの1~4を紹介しました。
- 曲を聴いてみよう
- 曲を聴きながら、自由に体を動かしてみよう
- 振り付けを作ってみよう
- 友達と一緒に行うものも取り入れよう
- いっぱい踊って遊ぼう
- ダンスを見合いっこしよう
- みんなに披露しよう(完成)
【後編】では、
- 作ったダンスの質を高めていき見栄えがするものへと仕上げていく方法
- 友達関係を深め、子供の心を成長させる方法
を解説していきますので、お楽しみに♪
ご覧いただき、ありがとうございました。
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