子育て・仕事がラクに!書籍『怒りが消える心のトレーニング』解説!

書籍 【子育てネタ】

「イライラして余計なことをした(言ってしまった)」と後悔したり、モヤモヤした気持ちを引きずってしまうことはありませんか?

ムカムカ、モヤモヤといった怒りを上手にコントロールできたら…と思うことありますよね。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

本書は、普段の人間関係や子育てでストレスを感じやすい人におすすめです。

この記事で分かること
  • 書籍『怒りが消える心のトレーニング』から気持ちを上手にコントロールする方法
ちゃたろ~
ちゃたろ~

【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親

書籍『怒りが消える心のトレーニング』の構成(目次)

本書の大まかな構成は以下の通りです。

序章怒りのコントロールは自己技術で習得可能
1章 とっさの怒りを切り抜ける7つの対処療法
2章 怒らない自分を作る9つの習慣
3章 ムダに怒らない人になる10の心の持ち方
4章 上手な怒り方7つのルール
付録に実生活に役立てるアンガーマネジメント

著者:安藤俊介さんはどんな人?

「アンガーマネジメント」の第一人者であり、怒りの感情を適切にコントロールする方法を広めている専門家です。

ちなみに、この書籍は中国、台湾、韓国でも翻訳されています。

子育て・仕事に生かせる方法や考え方 4選

プラン

学びが多すぎる1冊の中で、ここで私が「特にこれはためになる!」といった部分を4つ紹介します。
日常ですぐ生かせる方法や大事な考え方ですので、参考にしてみてください。

怒りのピークは6秒で終わる。

怒る

始めは、1章とっさの怒りを切り抜ける7つの対処療法からのお話しです。カッとしたときに、自分を抑える効果的な方法ですよ。

イラっとしたときは、反射的に反応せず、6秒待ちましょう。
なぜ6秒?それは、人の怒りの感情のピークは長くて6秒だからです。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

6秒⁉そんなに待てません!!と思われますか? 私もです。

6秒を効果的に使う方法

そこで、6秒をやり過ごす良い方法が4つあります。
1つ目は、深呼吸する。
何も考えず、呼吸に集中します。

2つ目は、数字を数える。
ゆっくり、数えます。

3つ目は、目の前にあるものを観察する。
例えば目の前に花があったとして「花びらは8枚だ」「オレンジ色に近い黄色だ」など意識をひたすら集中させます。

4つ目は、自分の行動を実況する。
なぜ怒ったかを振り返るのではなく、別の行動を実況します。
例えば、歩く場合は足裏の感触を実況中継します。「地面が少し柔らかいようです。」「左のつま先がはなれたようです」などですね。

これらにより、「思わず言ってしまった」「カッとなって手が出た」などの反射的な行動は避けられます。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

とりあえず、その場から離れるのも方法の1つですね。
外の風を浴びるのも効果大ですよ!

怒りの原因は「~べき」「~べきではない」

思い込み

続いては、2章の怒らない自分を作る9つの習慣からのお話です。
「普通に考えて、あの人おかしい」と思って相手にイライラ、モヤモヤしたことはありませんか?
この背景には、人それぞれの「~べき」「~べきではない」が隠れていて、この考え方の違いがトラブルを生みます。

例えば…
  • タクシーの運転手は道くらい覚えておくべきだ
  • 会議はきちんとメモを取るべき
  • 恋人がいたら異性の友人とは2人で会うべきではないなど
ちゃたろ~
ちゃたろ~

個人個人でどう思っているか違いますよね。


「べき」の他に「~はず」も入ります。
「~はず」は家族、友人、仕事仲間など関係が近い人ほど強くなる傾向があります。
「自分を理解してくれるはず」「理解されるべき」といった思い込みに注意しましょう。

3段階の許容範囲で「~べき」「~べきではない」を整理

考えを整理

本書では、自分の「~べき」「~べきではない」といった考えに対して、許容範囲を3段階に分けるとことをおすすめしています。

3段階の許容範囲
  • 許せる
  • 許せない
  • まあ許せる

人は、「許せるに近いけど、許せない」で必要以上にイライラ、モヤモヤするようです。
「まあ許せる」は自分にとって重要度が低いのですから、この範囲を広げられるか考えてみましょう。
それが心の広さにつながります。
本書はこの後、「怒りの境界線を広げるテクニック」と続きます。

子どもの人生は親の「2周目の人生」ではない

続いては、付録:実生活に役立てるアンガーマネジメントからのお話です。

叱る時、心の奥に「子どもに(自分と同じ)失敗をさせたくない」思うことはありませんか?
今の自分なら失敗はしないとばかりに、子どもの人生が「自分の人生の2周目」になっていませんか?

「子どもには安定した人生を送ってほしい」と願うのは悪いことではありませんが、親のエゴが入りすぎていないかはポイントです。

親が子どもに伝えることは「親の言うとおりに生きる」ことではなく「他人に左右されず、自分らしく生きる」ことではないでしょうか。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

親自身も苦労しながら生きているけども「自分の頭で考え続ける」ことが重要といったメッセージに感動しました。

笑顔で丁寧な言葉遣いが自分を変える?

笑顔で話す女性

最後は、豆知識的な感じで短くお伝えします。

普段から意識的に笑顔でいたり丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

ニコニコとした表情を作ることで脳が「今、自分は楽しい」「機嫌がいい」と判断するようです。

丁寧な言葉遣いが自分を落ち着けることにつながりますよ。

本書は読みやすい工夫がいっぱい!

本を読む女性

本書は漫画やイラストが多く、短い文でまとまっているため、読みやすく分かりやすい1冊でした。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

読みやすいで言いますと、絵本もいいですね♪

感情をコントロールし、子育てや保育を楽しもう!

書籍『アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』を解説でした。
お伝えした点を整理しますと、

まとめ
  • 怒りのピークは6秒で終わる。カッとしたときに自分を抑える効果的な方法
  • 「~べき」「~べきではない」が怒りの原因
  • 子どもの人生は親の「2周目の人生」ではない
  • 笑顔や言葉遣いを意識する

気持ちを穏やかに保てたら子育てや仕事もこれまでより上手くいくでしょう。

ちゃたろ~
ちゃたろ~

私もちょっとしたことで気持ちを乱すので、上手にコントロールしたいと思い、本書を手に取りました。

心穏やかに、人生の楽しい時間を増やしていきましょう!

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