豆知識ネタです。
調べるきっかけは、何気ない会話からでした。
保育士さんってすごいよな!1人で何人見てるの??
子供の年齢にもよるけど、2歳なら5人位、5歳なら20人位やで。
えっ!?凄すぎやろ!俺、自分の子供だけでも手一杯やのに。
でも、アメリカとか海外はそこまで厳しくないやろ❓
・・・。(どうなんやろう❓)
とういことで調べてみました💡
10年以上の保育士経験と二児の子育て経験を元にブログを発信しています。
保育士の方や子育て中の方の参考になったら嬉しいです。
各国の職員配置基準
※表の見方 上段は年齢、下段は職員が担当する子供の人数を表しています。
(例)【3:1】は、3人の子供を1人の職員が担当するといった表記です。
日本
|
0歳児
|
1歳児
|
2歳児
|
3歳児
|
4・5歳児
|
3:1 |
6:1 |
6:1 |
20:1 |
30:1 |
アメリカ ニューヨーク州 |
6週 ~ 1歳6ヶ月未満児 |
1歳6ヶ月 ~ 3歳未満児 |
3歳児 |
4歳児 |
5歳児 |
4:1 |
5:1 |
7:1 |
8:1 |
9:1 |
イングランド |
2歳未満児 |
2歳児 |
3歳児 |
4歳児 |
5歳児 |
3:1 |
4:1 |
7:1 |
8:1 |
9:1 |
フランス |
歩けない乳幼児 |
歩ける乳幼児 |
3歳児以上 |
5:1 |
4:1 |
13:1 |
ドイツ ザクセン州 |
3歳未満児 |
3歳児以上 |
6:1 |
13:1 |
スウェーデン |
1~3歳児 |
4~5歳児 |
1クラス上限14人に職員3人 |
13:1 |
ニュージーランド |
2歳未満児 |
2歳児以上 |
5:1 |
1~6人:1 7~20人:2 21~30人:3 31~40人:4 |
参考資料:【論文】コロナ渦と保育
出典:「機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究事業報告書」より数値を引用し、表を作成。
驚きともう一つの事実
表をご覧になっていかがですか❓❓
私は見た瞬間、目が飛び出そうなくらいの衝撃でした!!Σ(゚Д゚)
『世界基準的に日本は大丈夫なのか??』と感じました。
そこで調べてみると…1つの記録を発見❕❕
日本の職員配置は、OECD(経済協力開発機構)が調査した20か国で一番低い基準だったのです…
日本の保育士さんってやっぱすごいやん!
いやいや、もっとゆとりがあれば子供たちに還元できるんだけど…
では海外を参考に今よりゆとりをもたしましょう…ってそう簡単にもいきません。
保育士は足りていない・・・
直近の令和3年10月の保育士の有効求人倍率は2.66倍(対前年同月比で0.08ポイント上昇)となっており、全職種平均の1.16倍(対前年同月比で0.1ポイント上昇)と比べると、依然高い水準で推移している。
※厚生労働省『保育士の有効求人倍率の推移(全国)』より一部引用(R3年4月28日)
つまり、保育現場は慢性的な人手不足です。
そんな中、国の職員配置基準値を上げるとどうでしょう。
基準を満たすため、今まで以上に人手不足になってしまいます。
その為、なかなかこの状況は変わらないのではないかと私は感じます。
今回は豆知識ネタでした。調べるといろいろな発見があり、勉強になりました。
またおもしろいデータがあったら報告させていただきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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