「思いやりの心を育める絵本」や「人権について考えるきっかけになる絵本」を探すことはありませんか?
様々な本があるため、迷いますよね。
・思いやりと優しさを育む人権絵本おすすめ5選

【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
思いやりと優しさを育む人権絵本おすすめ5選
どれも保護者からの評価が高く、子どもの反応が良かった絵本ですよ。
いちばんしあわせなおくりもの
森のはずれに、こりすとくまくんが仲良く暮らしていました。
ある日、こりすが「くまくんにプレゼントを贈りたいけど、何がほしい?」と尋ねますが、くまくんはすぐに思いつきません。
こりすがいろいろ提案しても決まらず、最後に「どうすればうれしい?」と聞くと、くまくんの答えに心が温まるのでした。
- 日常の当たり前が、実は幸せの源であることに気付かされる。

動物たちのやりとりという設定には、男女や親子といった枠がないため、より多くの人に自然に受け入れられます。
おまえうまそうだな
舞台は大昔。
生まれたばかりのアンキロサウルスの赤ちゃんが一人ぼっちで泣いていると、通りかかったティラノサウルスが「おまえ、うまそうだな」と近づきます。
食べようとした瞬間、赤ちゃんが「おとうさーん」と足にしがみつき、2匹は一緒に暮らすことに。
ティラノサウルスの優しさに包まれ、アンキロサウルスは成長し、感動のラストが待っています。
- 思いやりに溢れた関わりから心が熱くなる。

恐竜の登場で子どもたちは興味を引かれ、物語に夢中でした。
しろくまのそだてかた
赤ちゃんしろくまが登場し、ページごとに育て方が紹介されています。
(例)しろくまが話そうとするときは、ゆっくり待ってあげてください。話したいことがたくさんあるからです。
物語が進むごとにしろくまは成長し、子どもの成長と重ねて、大切にすべきことが可愛い絵と言葉で伝えられています。


懇談会で読むのにもおすすめの絵本です。
読んだ後、絵本に感動して涙する方もおり、「今」という子どもとの時間を大切にしたいと意見がありました。
あとでって、いつ?
【内容紹介】
とっちゃんはお惣菜屋さんの息子で、忙しい両親の代わりに1人で遊びます。
遊びたい気持ちを抑えて、「ママ、あそぼ。」と頼むけれど、「あとで」と言われ、
配達から帰ってきたパパにもやっぱり「あとで」と言われます。
とっちゃんは我慢して待ち、やがて親子の心が通じ合う瞬間が訪れる物語です。
- 子どもの視点で描かれており、子どもの気持ちに気付ける。


日常のあるあるだからこそ、心に残ります。
おこだでませんように
【内容紹介】
「僕はいつも怒られる」と感じている少年が、妹を泣かせたり、友達に先に手を出して怒られたりします。
理由があるけれど、言うともっと怒られそうで「・・・言わない」と決めます。
七夕の短冊に書いた願い事は?子どもの気持ちを代弁しているような感動的な一冊です。
- 子どもに対してどんな顔や目線を送っているかを振り返る機会になる。


怒られるまでの背景や子どもの気持ちを知ると、愛おしくなります。
心温まる人権絵本をみて、思いやりの心を育もう。


絵本は、客観的な視点で大切なことに気付けたり、心が動く経験ができます。
紹介した絵本は、保護者に貸し出したり、クラスで読んだりするといいですよ。
小さな気付きが、子ども達の成長につながる大きな力となるでしょう。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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