
保育ってどんな仕事?
少し興味があるんだけど。

保育の仕事の良い点と大変な点をお話しますね。
ベテランが語る「保育士の良い点7選&大変な点5選」

【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
保育士の「良いところ」と身につくスキル
人から直接感謝される

保育士は、子どもを預かるという大きな責任を担う仕事ですが、その分、保護者の方から「見てくれてありがとうございます」と直接感謝される機会がよくあります。
毎日当たり前にしていることでも、「安心して預けられます」と言ってもらえると、自分の仕事が誰かの役に立っていると実感できて、本当に嬉しくなりますよ♪
やりがい&自分の成長を実感できる
保育する中、子どものできることが増えていく姿に大きなやりがいを感じますよ。
また、一人一人に合わせた対応や行事の取り組みの中で試行錯誤しながら工夫を重ねていくことで、自分自身も成長を実感できます。

運動会や参観日の後の達成感は、何とも言えない気持ちよさがあります♪
子どもの成長、発達がよく分かる

毎日子どもと関わる中で、「お箸の使い方」「言葉の増え方」「絵の描き方」など、教科書では分からないリアルな成長を肌で感じられます。
たくさんの子どもを見るからこそ、発達の違いや特徴にも気づけて、とても面白いですよ。

子どもの育ちが“階段のように”見えるようになるでしょう。
感動や癒しの場面がたくさんある
子どもの「初めてできた!」瞬間に立ち会えたり、発表会や運動会の頑張る姿に胸が熱くなったり。

卒園式はウルっときそう!
また、何気ない仕草や言葉がとても可愛くて癒される場面もありますよ
自分の子育てにも役立つ

毎日の経験が、自然と子育てスキルにつながるのが嬉しいポイントです。
我が子の発達に合わせた対応やイヤイヤ期や友だちとのトラブルも「こうすれば大丈夫」と少し余裕を持って向き合えるようになりますよ。
家事スキルが自然と身につく
保育の仕事では、掃除や洗濯、園芸、ちょっとした日曜大工まで、いろいろな作業をこなします。
仕事を通じて知識や効率よくこなす工夫が身につき、家事力がアップするのも、嬉しいおまけですね。

壊れたものの修理が上手になりました!
コミュニケーション力がつく

子ども、保護者、職員同士…保育士はとにかく「人と関わる」仕事です。
年齢や立場の違う相手に合わせて話す力や、相手の気持ちを汲み取って対応する力が身につきます。
このスキルは、プライベートでも人間関係を良好に保つのに役立ちますよ。
実際は?保育士が感じる「リアルな大変さ」
続いては、保育の仕事の大変なところ・リアルな一面を紹介します。
給料は組織次第、成果が反映されにくい
基本的にお給料は“年功序列”が多く、頑張ってもすぐに上がる訳ではありません。
市や法人ごとに差があるのが現実です。
就職を考えるときには、園の雰囲気だけでなく「給料形態」や「待遇」はしっかり確認しておきましょう。
休みの日も仕事が頭によぎる

書類仕事や保育準備が残っていると、つい休みの日にも「やらなきゃ…」と考えてしまいます。
特に行事前や年度末はバタバタしがち。

トラブルがあったときは、頭の中で振り返りが始まることも・・・
上手にメリハリをつけられるかがポイントです。
ポジション次第で負担が大きい
担当するクラスや子どもの年齢によって、仕事の大変さがガラッと変わります。
特に細かな配慮や体力が求められる。
行事への取り組み、友達関係の対応に気を配る場面が増える。
もちろん、やりがいでもありますが、新年度のクラス発表はドキドキです。
気疲れしやすい

「よいところ」と重なりますが、子ども、保護者、同僚…毎日いろんな人と関わるのが保育士の仕事。
楽しい反面、気を使うことも多く、知らないうちに心が疲れることもあります。
だからこそ「リセット時間」と「割り切り力」が大事!

相性や状況はいろいろですので、「まぁ、ぼちぼちで」くらいがちょうどいいかもしれません。
体に負担がかかりやすい
小さい子を抱っこしたり、しゃがんだり立ったり…と保育の仕事は意外とハード。
気づかないうちに膝や腰に負担がたまることもあります。
無理せずサポーターやコルセットを使ったり、自分の体を大事にしながら続けていきましょう。

感染症が流行している場合はマスク、手洗いなども忘れずに!
保育の仕事、はじめの一歩を考えている方へ

保育士は、子どもの成長を身近で感じられるやりがいのある仕事。
もちろん大変な面もありますが、それはどんな仕事にも共通することかもしれません。
「やってみたい」という気持ちがあれば、一度経験してみるのも良いと思います。
まずはパートや嘱託職員として始めてみるのも1つ。
実際に働く中で、楽しさややりがいを感じられるかもしれませんよ。
ただし、どんな園で働くかはとても大切なポイント!
雰囲気や働き方は園によって違います。
焦らず情報を集めて、自分に合った環境を選んでくださいね。
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