病院やレストランの待ち時間、上の子の学校行事などで子どもが静かに待てる方法はないかしら?
大きい声を出したり、落ち着きがないと周りの迷惑になるので、心配になりますよね。
スマホで動画を見せるのも1つですが、目に良くないこともあり、あまり見せたくないと思う人も多いでしょう。
【この記事の筆者】
- 10年以上、幼児の保育を経験する現役保育士
- 娘と息子を持つ2児の父親
実際に保育や家庭で効果を感じた方法を発信します!
記事の前半は、「子どもへの言葉がけ編」後半は「おすすめアイテム編」に分けてお伝えしますね。
声掛け編では、子どもの心情に触れつつ、効果的な言葉のかけ方が分かり、アイテム編では子どもが静かに時間を過ごせるグッズが分かります。
どれも、すぐに実践できるものですよ。
子どもへの言葉がけ 3選
この3つを意識した会話をしてみてください。
- 待った後に、楽しみを持たせる。
- どれくらいの時間、静かにしていたらいいかを知らせる。
- 周りの状況を伝える。
1つずつ、簡単に解説します。
待った後に、楽しみを持たせる
待ち時間が長いと、子どもは退屈になり、落ち着きがなくなってきます。
しかし、待った後に楽しいことがあるとしたらどうでしょう?
「今の気持ち」から「後の楽しみ」に意識が変わり、前向きになれます。
例えば、静かに待てた後は、「公園行こうね!」、「家に帰ったら○○しようね!」、「お菓子食べようね!」と伝えた場合は、子どもなりに静かに待とうと思えますよ。
どれくらいの時間、静かにしていたらいいか知らせる
「○○まで静かにしようね。」と時間を伝えることも大事ですよ。
子どもは、見通しがもてると安心します。
逆に、いつまで続くか分からないと不安になります。
伝え方のコツとして、幼児だと、「10時半までね」と時間を伝えても難しいので、「長い針が6の所まで、静かにしようね」と視覚的に分かりやすい表現で伝えましょう。
いつまで待つか確定していない場合でも、だいたいの時間を伝えると良いですよ。
確かに、いつまで待つかわからないのは嫌かも…。
周りの状況を伝える
今、周りがどんなことをしているか知らせることも効果的ですよ。
周りの状況を伝えることで、意識が自分ではなく外に向き自然と静かになれることがあります。
例えば、レストランで注文した後には、「今お料理作っているのかな?何作っていると思う?」と会話したり病院の待ち時間では「今、順番にお医者さんが診てくれているからね。」と話すことで子どもは周りの状況に興味をもつことができます。
なぜ待っているかを理解できる所もいいですね。
おすすめアイテム 5選
さて、続いては子どもが静かに待てるおすすめアイテムを紹介します。
待ち時間や静かにしてほしい時間が長い時に、活躍するものをお伝えしますね。
ウォーターゲーム
玉入れタイプと輪投げタイプがあります。
ボタンをしっかり押せば強い勢いで、弱く押せば玉や輪が回りますよ。
全部入れることができるかな?
単純なゲームなので、年齢が小さい子どもでも楽しめます。
楽しそう!
見た目もゲーム機っぽいデザインがおもしろい!!
100均のCan★Do(キャンドゥ)で購入できますよ。
輪投げタイプの方が難しいかな?と子どもも私も感じました。
ホワイトボードとホワイトボードマーカー(消し付、細芯)
お絵描き好きな子どもには、嬉しいアイテムですよ。
紙とペンでも構いませんが、紙と比べてホワイトボードは書きやすく、書き間違えたら消せるという点でこちらがおすすめです。
また、ペンにマグネットがついているので、物がばらけないところが良いですよね。
写真のものは、Daiso(ダイソー)で購入したものです。
絵本(迷路、絵探し、間違い探し、ミニ図鑑)
遊べる楽しい絵本、こちらは子どもの思考力も育めますよ。
絵が細かく字が小さくて見にくいものより、分かりやすいイラストのものがおすすすめです。
子どもが理解しにくいものだと、親に尋ねることが多くなり、大人が落ち着けません。
- 迷路ならスタートとゴールが分かりやすいもの
- 間違い探しなら、子どもに身近なイラストが描かれたもの
がGOOD!!
アニメのキャラクターが載っている物だと子どもがやる気になることもあるので試してみてくださいね。
電卓
「電卓が役に立つのか?」と思いますよね。
私も初めは思いましたが、アイテムの1つとしては良かったです!
100均で1つ買ってあげるけど、何がいい?と聞くと電卓を選んできた我が子。
ゲームみたいな見た目が良かったんでしょうか。
数字に興味があり、足し算引き算を何となく理解できていたこともあり、いろいろなボタンを押しながら試して遊んでいました。
ボタンの多さも子どもにとっては魅力的だったのでしょうね。
うちの子は、保護者の集会に連れて行った時、10分ほど静かに遊んでいました。
ステップひもとおし
図形をイメージしたり、空間を把握したりする力が身に付きますよ。
見本を見て真似したり、自分なりに考えたりするため、これまで紹介したものよりは難しい遊びですが、好きな子はすごく集中して遊びます。
板が3枚とひもが4本入っていて、問題集は全52問と遊び応えがあります。
板を落とすとそれなりに大きい音がするので、気を付けてくださいね。
まとめ
いががでしたか?
スマホに頼らない!子どもが静かに待てる方法8選でした。
静かにする待つ経験も子どもにとっては、社会を経験する貴重な体験ですね。
周りの様子をみて、自分のふるまいを考える良い機会ですよ。場面によったらおすすめアイテムを使いながら乗りきってください。
ご覧いただきありがとうございました。
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