先生
ちゃたろ~
話の内容が分かりやすく、なりきって遊べるお話が良いですね♪
ちゃたろ~
【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
自身や友人保育士の経験を中心にお伝えします♪
4歳児クラスおすすめ劇遊び7選
構成の仕方や場面にそった保育のポイントもお伝えしますので、ご覧ください。
定番から楽しい絵本のお話しがありますよ♪
ももたろう
構成のポイント
●おじいさんとおばあさんのやりとり。
子ども達がおじいさんおばあさんになりきるのは可愛いです。
カラーポリ袋で川を作ると雰囲気がでますよ。
大きな桃から誕生する場面は元気にいきたいですね。
●犬、猿、キジを順に仲間にする場面では、きびだんごを渡す掛け合いがポイント。
ちゃたろ~
なべなべそこぬけなどのわらべ歌遊びを取り入れてもいいでしょう。
●鬼ヶ島での戦いでは、劇のクライマックス。
勝負の仕方は、にらめっこ、コマ勝負、運動遊びの見せ合いなどのアイデアを取り入れるのも1つ。
鬼が降参、謝って宝物を渡すシーンでは、全員で「やったー!」と喜ぶといい感じにまとまります。
めっきらもっきら どおん どん
主人公のかんたが一人で神社に行き、そこで不思議な言葉を口にすると異世界へ入って行くお話しです。
構成のポイント
●神社で「ちんぷく、まんぷく・・・」と歌い不思議なことが起こる瞬間は、劇の最初の見せ場。
ピアノの音や動きを工夫すると雰囲気が出るでしょう。
●異世界の友達との出会い。
個性的なキャラクターたち(もんもんびゃっこ、しっかかもっかか、おたからまんちん)が登場!
先生
●一緒に遊ぶ場面では、自然に楽しくできるとGOOD!
子ども達が好きな遊びや運動遊びを取り入れると良いでしょう。わらべ歌遊びもいいですね。
3つの場面にメリハリがつくと観客を引きつけられますよ。
●ラストの現実世界に戻る場面。
「おかあさん」とつぶやくシーンでは全員が登場し、静かな所から一気に盛り上がりを作れたらいい感じに劇が締まるでしょう。
ちゃたろ~
クラスの人数が多い場合や遊びをもっと盛り上げたい場合は、4人目のオリジナルの妖怪を作っても楽しいですね。
11ぴきのねこ ふくろのなか
あらすじ
11ぴきのねこたちは遠足にお出かけ。
さまざまな禁止事項を無視して進む中、「入るな」と書かれた大きな袋に興味を惹かれ、中に入ってしまいます。
すると、恐ろしい怪物ウヒアハに捕らえられ城でこき使われることに。
ねこたちは知恵を絞り、罠をしかけてウヒアハをやつけて、無事に脱出するお話しです。
構成のポイント
●「花をとるな」「橋をわたるな」といった看板を見て「どうする?」とわざと守らず進むかけあいは、おもしろいです。
●大きな袋に入るシーンは劇の見どころの1つ。
袋の中に入っていく感じが伝われば観客を引きつけられるでしょう。
先生
●ウヒアハ登場も盛り上がりるポイント。
力強い音楽や表現ができるとGOOD!
ウヒアハとの対決では、いろいろなアレンジができますね。
子ども達が園で取り組んでいる遊びを披露する場にしてもOK!
ちゃたろ~
コメディの要素も盛り込みやすく、子ども達の仲も深まる題材ですよ。
ブレーメンの音楽隊
ロバ、犬、猫、鶏が主人公で、仲間が増えていく場面、泥棒達とのやりとりなどお話の展開が分かりやすい所がGOOD!
構成のポイント
●ブレーメンへ行く道中。
運動遊び(跳び箱や大縄の潜り抜け)を取り入れるのもいいですね。
●泥棒達を脅かす場面が1つのポイント!
子ども達が演じる泥棒の会話も可愛くて面白いですよ。
ちゃたろ~
台を使って高さを出したり、小道具を工夫したりで大きく見せるとインパクトがでますよ。
●脅かされた泥棒たちがかえってきた所からは、アレンジがしやすい。
園の遊びを披露するなどオリジナルの展開にしても良いでしょう。
先生
10ぴきのかえる さんざんやまへ
あらすじ
日照り続きで元気のない草木や生き物たちを救うため、10ぴきのかえるは“としよりがえる”から伝えられた雨ごいの記録を頼りに、ざんざんやまへ出発します。
冒険を経て無事に山に到着。
巻物の雨ごいの歌を歌うと…といった物語です。
構成のポイント
●どじょうじいさんや魚たちが日照り続きで困っている場面。
としよりがえるの巻物を見るところは小道具が活躍。
ちゃたろ~
「巻物、あめよびづえ、ふれふれぼうず」など製作も盛り上がりますね。
●さんざん山へ行く道中。
運動遊びを取り入れても良いでしょう。
岩を跳び越えるでは跳び箱などですね。
●すなじごくにひきこまれていくピンチも見どころの1つ。
長いヘビをどう表現するかもポイントですね。
ヘビ役の子たちが寝転んでつながって登場してもおもしろいでしょう。
●山で雨ごいする場面
楽しく歌って踊るといいですね。
先生
オリジナルの歌を作って踊るのも、あめふりの歌の歌詞を少し変えて歌うのも良いね♪
楽器を効果的に使うのも良いでしょう。
雨が降り出したらみんなで大喜びすると劇が良い感じに締まります。
ゴリラのパンやさん
あらすじ
見た目が怖いゴリラが主人公。
ゴリラがパン屋さんを開くと、最初はその外見のせいでお客さんが近寄りません。
しかし、ゴリラは工夫を凝らし、心のこもった対応をすることで・・・
構成のポイント
●導入部分のゴリラがパン屋を開く場面。
明るく元気な子ども達の雰囲気が伝わればGOOD!
●お客さんが来ず悩むシーン&どうしたらいいか考える場面。
ペープサートやパンといった小道具は子ども達もイメージしやすく楽しんで作れます。
道具があればなりきって演技しやすいですね。
先生
いろいろな動物が登場すると面白そう!
役もクラスの人数に応じて調節しやすいお話♪
ちゃたろ~
歌は、♪森のファミリーレストランの歌詞を替えて「森のおいしいパン屋さん」にして歌うのも1つですよ。
「見た目で人を判断しない」「思いやりを持つ」ことの大切さを教えてくれるお話しですよ。
あかずきん
構成のポイント
●お母さんとあかずきんのやりとり。
和やかな雰囲気を作りつつ次の「狼登場」では一転して強く悪者っぽい雰囲気が出せると盛り上がりますよ。
●あかずきんと狼の出会い。
狼がだまそうとする所がポイント。狼の誘いになかなか乗らない赤ずきんもおもしろいです。
ちゃたろ~
「でもやっぱり急がないと…」と話す赤ずきんに「いや、待って待って!あっちの花畑が。。。あそこのお水がきれいで…など」やりとりを面白くするのも1つですよ。
●狼がおばあさんになりすます場面。
「おばあさんの耳が大きいのはなぜ?」というおなじみのやりとりが盛り上がりますね。
先生
●狩人と狼のやりとりも工夫できるポイント。
お腹から出るシーンや石を詰める所は小道具を使うと分かりやすいです。
お話をアレンジしやすい部分でもありますね。
森の動物が登場するなど役を増やすとおもしろさもUPしますので、考えてみてください。
4歳児クラスの劇におすすめのBGM集
劇遊びに欠かせないBGMは「劇遊びBGM集つかえる!あそべる!」がおすすめですよ。
歩く時、箱を開ける時など、つなぎに使える便利な楽譜です。いい感じに栄える曲ありですよ♪
4歳児の劇はお話を楽しもう!
4歳児にとって劇は身近ではなく、初めてする子もいるでしょう。
「お話を楽しむ、なりきって遊ぶ面白さを味わう」を大事にしたいですね。
役になりきれると、自然な感じで声も出せますよ。
遊びを通じて、表現力がついて友達とのつながりもできたら幸いです。
創作劇もおもしろい!
お伝えした内容はあくまで目安でして、子ども達の育ちに合わせて構成するといいでしょう。
お話が幼い?と感じても構成次第で見応えが変わってきますよ。
劇については、創作劇もおもしろいですよ。
完全オリジナルのお話しでもみんなが知っているお話にアレンジを加えた形もいいですね。
例えば、「赤ずきん」にて、釣り人が登場したり、オオカミ以外の動物が登場してお話が展開していっても楽しいですよ。
ちゃたろ~
内容は子ども達のアイデアが満載で、ユニークな内容になるでしょう。
劇遊びは、引き出してまとめるのが大変ではありますが、1日1日やれることを積み重ねていきましょう。
楽しく進めていけたらステキですね。
ご覧いただきありがとうございました。
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