
ひっかき傷、かみつき跡にはどう対応したらいいの?

ケガは防ぎたいと思っても起こることありますよね。
大事なのは初期対応!
しっかり対応すれば、傷をきれいに治せますよ。
ひっかき傷、かみつき跡をきれいに治す方法&対応のコツ

【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
私や友人保育士の経験を中心にお伝えします♪
ケガ対応の3つのポイント
ひっかき傷、噛みつき跡の対応のポイントは「流水」「保湿」「遮光」です。


とくに保湿は大事ですよ。
1.皮膚の細胞が活発に動き、傷の治りが早くなる。
2.かさぶたを防ぐ。
かさぶたができるとはがれた時に色素沈着しやすく跡が残る。
3.かゆみを抑える。
かいてしまうと別の傷ができやすい。

保湿は大事ね!
かさぶたを剥がして血が出る子いるわ。
かゆい気持ちも分かるけど。
今からは、ひっかき傷と噛みつき跡とそれぞれ具体的な手順、方法をお伝えしていきますね。
ひっかき傷をきれいに治す方法

友達からガリっとされてできた傷や木の枝でシュッとなってできた傷への対応です。
1.傷口を洗う
流水で汚れをしっかり落としましょう。
2.キズパワーパッドを貼る
これが「きれいに治す」のに効果を発揮します。
キズパワーパッドは保湿がしっかりでき、遮光もできるのでGOOD!

傷口がふさがりやすいよう、皮膚を少し寄せながら貼ると良いですよ。
保護者にはケガをさせてしまったことを謝罪しつつ「キズパワーパッドは数日間そのままにしておいてください」と説明しましょう。
【私自身も効果を実感!】

子どもにひっかかれて5CMほどの傷が顔にできたとき、これを使ったらきれいに治りました。
線がはっきり残ると思っていたのに…恐るべしキズパワーパッド!
傷をきれいに治すポイント「遮光」
傷跡を目立たなくするために、紫外線による色素沈着を防ぐことが大事です。
特に治りかけの皮膚は敏感なので、守ってあげましょう。
よくオロナインなどの塗り薬を使って対応することもあります。

傷を治す効果が期待できますが、「ずっと保湿ができる?遮光ができる?」と考えると少し難しいですよね。

なるほど。
キズパワーパッドは値段もするけど、効果も高いのね!
噛みつき跡の応急処置とケア

噛みつきによるケガで気をつけたいのは、皮膚の炎症と内出血をいかに最初に抑えるかです。
放っておくと、腫れがひどくなったり、青あざになったりすることもあります。
では、どのように対応すればいいのでしょう。
1.傷口を洗う
まずは流水でしっかり洗いましょう。
泡の石鹸があれば優しく洗ってください。(なくてもOK)

傷口を洗うことで、雑菌の数を減らし、感染のリスクを下げることができます。
2.氷嚢(ひょうのう)or保冷剤で冷やす
●氷のうは氷と水を入れてそのまま当てるだけでOK!
●保冷材はうすいハンカチやガーゼを巻いてケガした箇所に当てる。

ハンカチを使うなら、濡らしたものを使うと保湿もできて効果的です!

氷のうと保冷材はどっちが良いの?

おすすめは氷のう!
ぐしゃっとなじんで皮膚全体を冷やせるためです。
100円均一にも売っているので、お試してください。
冷やしすぎに注意!
冷やしすぎると凍傷につながるので、「冷やして、休む」を繰り返すのがベストです!

冷やすのを嫌がる子にはどうしたらいいの??

そんなときは、先生と一緒に流水に手を当てるのも1つの方法ですよ。

そうか!
先生が優しく手を持ったあげると、安心するもんね。
かみつきのケガは、とにかく根気強く冷やすことが大事!
最初に炎症と内出血を抑えられるかどうかがカギになります。
ケガ対応で信頼につなげる!

ひっかき傷、かみつき跡をきれいに治すポイントは、「流水」「保湿」「遮光」でしたね。
ご家庭でも兄弟げんかやご近所でのトラブルにもこの方法は役立ちますので、参考にしてください。
起こったケガはその後の対応次第で、保護者との信頼につながる場合があります。
状況やケガの対応をきちんと説明できると、「丁寧にしてくださりすみません」と言っていただけることもありました。

1人担任だと対応も難しいでしょうが、やれることをやってきましょう。

フリーの先生に協力していただくのも1つね!

そうですね。
落ち着いて対応していきましょう。
ご覧いただきありがとうございました。
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