先生
ちゃたろ~
ちゃたろ~
【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
自身や友人保育士の経験を中心にお伝えします♪
5歳児クラスおすすめ劇遊び5選
構成の仕方や場面にそった保育のポイントもお伝えしますので、ご覧ください。
定番から楽しい絵本のお話しがありますよ♪
スイミー
海の中を舞台にした小さな魚の冒険と協力のお話。
あらすじ
主人公のスイミーは、兄弟たちが大きな魚に食べられてしまい、ひとりぼっちになります。
スイミーは海の美しい世界を冒険しながら仲間を見つけ「遊ぼう!」と言いますが、
みんな大きな魚を怖がって出てきません。そこでスイミーはうんと考えて・・・
構成のポイント
●スイミーがマグロに襲われる場面
ゆったりした雰囲気から一転。マグロが登場。
舞台を大きく使い、ピアノ(BGM)で雰囲気を作っていきましょう。
●スイミーが海の冒険をする場面
跳び箱や大縄などの運動遊びを取り入れるのも1つ。
体を動かす機会があると、子ども達の心もほぐれて表現も良くなる。
●海の生き物との出会い
個性が光るような演出ができるとGOOD!
例えば
- クラゲのダンスは子ども達がポンポンやリボン付きのスティックを持って踊る。
- 長いうなぎも子ども達がつながって歩くなど。
先生
●スイミーたちが協力して大きな魚の形を作る場面
みんなでつくった大きな魚を持ったり、子ども達が集まることでも表現できる。
ひな壇の高さを利用すれば一人一人よく見える。
ちゃたろ~
協力をテーマにした内容は子ども達の心の成長にもつながるでしょう。
どろぼうがっこう
コミカルでユーモアいっぱいのお話。
あらすじ
泥棒を育てる学校「どろぼうがっこう」で、くまさか先生が泥棒の方法を生徒たちに教えます。
ある夜、生徒たちが町へ出て泥棒に挑戦しますが・・・
構成のポイント
●どろぼう学校の授業場面
先生役と生徒役はイメージしやすい。
椅子と机があると楽しくなりきれる。
●宿題を見せる場面
子ども達の個性やアイデアを生かせるポイント
「家からポンポン持ってきました」と踊ってみせたり
「園からあやとり、けんだま、コマなどをとってきました。」と披露してもいいでしょう。
絵本のように○○から盗んできましたと物をみせても良いですね。
先生
●泥棒たちが繰り出す場面
緊張感が伝わるとGOOD!
歩きながらストップゲームをしたり、通りかかった警察から隠れたりすると楽しい。
門をのこぎりで切ったり鍵をねじ回しで開けたりする展開があるとおもしろい。
先生
●警察に捕まる場面
お話のように檻に入る展開でも良いですし、追いかけられて捕まる形でも良い。
舞台を大きく使った演出ができるとバッチリ!
ちゃたろ~
おもしろい話なので、会場が笑いや感動で溢れるでしょう。
ともだちや
あらすじ
孤独なキツネが「1時間100円で友だちになる」という商売を始めます。
クマやオオカミとの出会いでキツネの心が動いていくといったお話。
ちゃたろ~
友情の大切さ、友達関係が深まるきっかけになる題材♪
構成のポイント
●キツネが「ともだちや」を始める場面
のぼりを持って宣伝する所は、元気よく演じられる。
小道具(看板や旗)があると演技が栄えます。
●クマとのやり取り
クマと一緒にイチゴを食べるシーンでは、子ども達の演技が可愛いポイント。
美味しくない物を食べる姿、心情を表現する様子は観客の笑いを誘う。
●オオカミとの出会いの場面
アレンジしやすいポイント。
ちゃたろ~
絵本ではトランプですが、園での遊び(コマ回しやけん玉、縄跳びなど)を披露しても良いでしょう。
●オオカミが怒る場面
お話のメッセージが伝わる大事なところ。
大きな声で演じられるとGOOD!
お話しを深めたい方は・・・
続編の「ともだちくるかな」と話をつなげる構成にしても良いですね。
心について考える機会が持てますよ。
うらしまたろう
先生
構成のポイント
●劇の導入カメを助ける場面
うらしまたろうの優しさが伝わればOK!
カメの甲羅をリュックのように背負えるタイプにすると演じやすい。
●竜宮城に行くまでの道のり
大縄の潜り抜けをしても楽しい。
●竜宮城での楽しい場面
乙姫や海の生き物たちが登場し、ダンスや楽器遊びをすると盛り上がる。
子ども達が好きなふれあい遊びがあれば取り入れてもGOOD!
先生
竜宮城の壁面はカラーポリ袋やスズランテープ、キラキラした折り紙を使うと栄える。
●玉手箱を開ける場面
大げさな表現ができると楽しい劇になる。
おじいさんに変身できるよう白いひげ(綿)もあると会場が盛り上がる。
ひげは麻ひもでマスクのように作り、かけるだけとすると簡単♪
ちゃたろ~
カメが砂浜に残り、乙姫や海の生き物が見守るようにすると、みんな出れますね。
ジャックと豆の木
ちゃたろ~
構成のポイント
◎ジャックが牛と豆を交換する場面
不思議な人とのやりとりがポイント。
子ども達の可愛い演技が見られる。
◎豆の木を登る場面
体を使った表現を工夫することで盛り上がる。
跳び箱などの運動遊びを取り入れても良い。
脚立を使うのも1つ
- 豆の木のすぐ後ろに脚立を立てて登る。
- 脚立の後ろに巧技台を置いておき、後ろにはける。
先生
数名で順番にしたら、登っている雰囲気が伝わりそう!
保育士が側で見守らないとね。
◎巨人の城での冒険
巨人から隠れて、金の卵を産むにわとりやハープを見つけるシーンはスリルが出せるとバッチリ。
BGMでも盛り上げたいポイント。
製作でハープや金の卵を作ると活動が楽しくなる。
◎巨人との追いかけっこ
ジャックが巨人に追いかけられながら豆の木を降りるシーンは、舞台を大きく使う。
最後は、次の場面に向けて一度舞台袖に移動します。
◎豆の木を切り倒す
舞台の左右どちらかに出したひな壇を通り下に降りる形でジャックが登場すると臨場感が伝わる。
ジャックはお母さんと一緒に豆の木を切る所で、にわとりも加わると面白い。
切る途中でひな壇に巨人が出てくるとスリル満点。
ちゃたろ~
結末は、巨人が更生したり逃げ帰る設定にしても良いでしょう。
5歳児クラスの劇 おすすめBGM集
劇遊びに欠かせないBGMは「劇遊びBGM集つかえる!あそべる!」がおすすめですよ。
歩く時、箱を開ける時など、つなぎに使える便利な楽譜です。いい感じに栄える曲ありですよ♪
5歳児の劇遊びは、心に触れよう!
5歳児は、相手の気持ちに気付く姿が見られる時期ですね。
劇遊びを通して、物語の中で登場人物の気持ちを考えたり、感じ取ったりする経験ができます。
また、仲間と一緒に役になりきることで、協力する楽しさや達成感を味わうことができます。
心に触れる体験が、子どもたちの成長の大きな一歩となるでしょう。
5歳児クラスは、創作劇もおもしろい!
劇は、構成次第で見応えが変わってきますよ。幼いような話でも中身を工夫することで年齢に合った内容にも変わってきます。
5歳児クラスは、創作劇もおもしろいですよ。
「完全オリジナルのお話」でも「みんなが知っているお話にアレンジを加えた形」もいいですね。
例えば、「赤ずきん」にて、釣り人が登場したり、オオカミ以外の動物が登場してお話が展開していっても楽しいですよ。
ちゃたろ~
内容は子ども達のアイデアが満載で、ユニークな内容になるでしょう。
劇遊びは、引き出してまとめるのが大変ではありますが、楽しく進めていけたらステキですね。
ご覧いただきありがとうございました。
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