
3歳児クラスにおすすめの劇遊びの題材は?

繰り返しのパターンや簡単な言葉のやりとりがあるお話しがいいですね♪
3歳児クラスにおすすめの劇遊び 7選

【この記事の筆者】
・保育歴15年ほどの現役保育士
・子育て専門のWebライター
・2児の父親
自身や友人保育士の経験を中心にお伝えします♪
3歳児クラスおすすめ劇遊び7選
構成の仕方や場面にそった保育のポイントもお伝えしますので、ご覧ください。
定番から楽しい絵本のお話しがありますよ♪
どうぶつサーカスはじまるよ

動物たちが演技を披露するサーカスの物語。
ライオンが火の輪をくぐったり、ワニが組体操をしたりと、ユーモアたっぷりのシーンが続きます。
空中ブランコ担当のサルがけがをしてしまいますが・・・。

子ども達の自然な様子が伝わり、楽しく活動を進めていける題材ですね。
●動物たちの演技。
園での運動遊びを披露してもOK!
ライオンの火の輪くぐりはフープくぐり、カンガルーはパカポコや手回しコマを披露などだと楽しくなりきって遊べる。
ワニの組体操は巧技台やひな壇を使えば栄える。
●代役のブタが空中ブランコを成功させるシーン。
環境は、巧技台やひな壇を舞台の両側に置くと、イメージしやすい。

音楽があると盛り上がるね♪
観客役の子どもたちの「拍手」や「応援」があるとGOOD!
台をジャンプしてから降りた子ども達が、とことこ移動して台に飛び乗る姿は可愛く、笑いや感動を呼ぶ。
ブーブーブーどこいった

猿のさるぼうが「ブーブーブー」という音を頼りに、いなくなったコブタたちを探し回るユーモアいっぱいのお話。

可愛い雰囲気のお話が3歳児にピッタリ♪
●導入のコブタがいなくなったと知る場面。
大げさなリアクションがとれると盛り上がる。
声をそろえて両手をあげて驚くと可愛い。
●コブタを探す場面。
絵本の中で子ども達が好きな場面を用いればOK!
「楽器の音と勘違いする場面」や「乗り物の音と勘違いする場面」など。
小道具のラッパを使ったり実際にコンビカーに乗る演出はおもしろい。

もちろん、「おならの音と勘違いする場面」でもよいでしょうが、笑いがとれない場合や子ども達が恥ずかしがることもあるので、判断には気を使ってください。
●お花畑で出会う場面。
明るいBGMが加わると、演技も栄えるでしょう。
壁面でも盛り上げていきたいですね。
もりのおふろ

動物たちが仲良くお風呂に入るお話。
●ライオンがお風呂を見つける場面。
お散歩していると、お風呂が見つかる展開が自然。
楽しそうな雰囲気で体を洗う演技ができたらGOOD!
お風呂はカラーポリ袋や画用紙を使って作ると見た目もそれっぽく見える。
●森の動物たちが登場する場面。
ゾウ、ワニ、ブタなどが順番にやってきます。
それぞれの個性が出せるような演出ができると劇が盛り上がる。

登場の仕方に工夫しましょう♪
●動物たちがそろったら・・・。
みんなで「♪おふろやさんにいこう」を歌うといい感じにお風呂に入る流れへと進める。
みんなでカラーポリ袋の上で「あ~いい気持ちぃ~」と言うと可愛く、劇もうまくまとまる。
ねずみさんのおかいもの

ねずみの子どもたちが母親に頼まれて荷車を引いてお買い物に行きます。
果物屋やパン屋などを回り、家に帰ると…

お店が登場するのは楽しそう!
●お店を訪れる場面。
「店員」や「お客さん」役を楽しめるお店ごっこ。

行くお店の数は子ども達の人数や時間など、様子に合わせて決めましょう。
果物やパン屋さんはイメージしやすい。
小道具は小さな荷台や買う予定の物があればGOOD!
●家に帰った場面はアレンジしやすいポイント♪
絵本では、赤ちゃんが産まれたお祝いのパーティ。
大きなケーキの土台を用意しておいて買ってきたものをのせてケーキ完成!とすると栄える。
買い物で、果物をいくつかとチョコレート、ドーナツなどがあるといい感じ♪
*赤ちゃんのお祝いとせずに、買ってきたもので遊ぶ展開にしても面白い!
パカポコやフープを買ってきて遊んだり、すずやカスタネット、タンブリンをかって楽器遊びを楽しむ展開でもいいでしょう。
ケーキを作って楽器で遊ぶだといい感じに劇が締まる。
どうぞのいす

小さなウサギが「どうぞ」と優しさを込めて用意した椅子に動物たちがやってきて、ゆっくりさせてもらったお礼にと・・・
●劇の導入のウサギが椅子を作る場面。
優しい雰囲気が伝わるといいですね。

製作で椅子を子ども達と作ると盛り上がりそう♪
●動物たちが次々とやって来る場面。
食べ物を交換するシーンを楽しく表現でき、役を分担しやすい。
くり返しの展開は、3歳児にとって分かりやすい。
●ラストのどんぐりが栗になる場面。
子どもたちの驚いた演技が可愛いく、笑いを誘えるポイント。

物語の途中、寝ているロバは表現しにくいため、大きめのぬいぐるみや壁面でカバーするのも1つです。
おおきなかぶ


かぶは大きく作れば、劇にインパクトを与えます。
製作で子ども達と楽しく大きな大きなかぶをつくりましょう。
●おじいさんがかぶを見つける場面。
大きな声や仕草で表現できるとGOOD
BGMも効果的に使うと栄える。
●いろいろな人や生き物が登場する場面。
☆アレンジポイント☆出てくる際に、短く自己紹介♪
(例)歌が好きなおばあさんとして、簡単な歌を披露してからかぶを持つ
パカポコが得意な子どもとして、パカポコにのって入場など。


個性がひかりそう!!
●かぶを引っ張る場面。
「うんとこしょ!どっこいしょ!」と声を合わせたら楽しい雰囲気が広がる。
●かぶが抜ける場面。
みんなで大喜びして終わってもOK
「みんなで食べよう!」とかぶを持って舞台袖に移動して劇終了とするのも1つ。
てぶくろ


寒い冬の日におじいさんが落とした手袋に、小さな動物から大きな動物まで次々と入り込み・・・
●手袋を落とす場面。
おじいさん役と子犬役が歩いて来て舞台の真ん中で手袋を落とす所から話がスタート。
「手袋が落ちていました」とナレーションを入れてから始めても良い。
- 平面で大きく作ると良い。
- 不織布を使うと雰囲気が出る。
- 小さい長椅子もあると便利。
●動物たちの登場。
個性を披露しながら登場すると楽しい。
(例)ぴょんぴょんがえるは、ジャンプしながら登場する
おしゃれぎつねはきれいな衣装をきて登場など。


登場する動物はクラスの人数や時間に合わせて調節するといいでしょう。
●手袋に入るやりとり。
簡単な言葉がGOOD!
絵本そのままの「ぼくも入れてよ」「どうぞ」が言いやすい。
●手袋から出る場面。
ナレーションと子犬の鳴き声を聞いて子ども達はビックリ!
おどろいた声を出しながら、舞台袖に移動するといい感じに劇が締まる。
3歳児クラスの劇 おすすめBGM集
劇遊びに欠かせないBGMは「劇遊びBGM集つかえる!あそべる!」がおすすめですよ。
歩く時、箱を開ける時など、つなぎに使える便利な楽譜です。いい感じに栄える曲ありですよ♪
3歳児の劇は、分かりやすい物語がおすすめ♪


3歳児は、どんなお話が分かりやすいのでしょう?
- 親しみのある生き物が登場する。
- 短い言葉のやりとりがある。
- くり返しのパターンがある。
この3点はポイントですね。なりきって遊ぶことを楽しんだり、安心して活動できるきっかけになるでしょう。


劇遊びは、引き出してまとめるのが大変ではありますが、楽しく進めていけたらステキですね。
ご覧いただきありがとうございました。
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